ブレインストーミングをやってみよう!基本のルールと必要なもの

2017年 06月 19日

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あなたは「ブレスト」という言葉を耳にしたことがありますか?ビジネスの場や経済誌等で「ブレスト」という言葉が使われることがあるかと思いますが、これは「ブレインストーミング」の略で、アイディアを出し合って、次々に新しい発想へとつなげていく行為を指します。

今回はこの「ブレスト」の魅力と、どうやって行うのか、何が必要なのか、基本中の基本をご紹介したいと思います。


ブレインストーミングとは何か?


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ブレストとは、ブレインストーミングの略で、複数人(少数)でアイディアを出すための会議手法です。語源は「脳(Brain)」「アイディアの嵐(Storming)」で、みんなでアイディアを持ち寄って話し合うことでアイディアをいろんな人の視点から様々に展開させ、1人で考えるよりもより的確なアイディアに作り上げる手法です。


つまり、アイディアを複数人で嵐を起こすかのように出し合い、その相乗効果でたくさんのユニークなアイディアを生み出そうということが大きなメリットです。


このブレストですが、冒頭でも記載したようにビジネスの現場やビジネス誌などで話題になることもあります。常に社員に面白い発想を求めているような企業では、週に数回もブレストを行ったり、ブレスト合宿を行ったりと、かなりブレストに力を注いでいるほどです。

アイディアを出すための「ブレスト脳」を作ることを重要にし、それがあらゆる媒体で取り上げられることもあります。


ブレストは非常に柔軟な手法なので、集まるメンバーやその人たちの性格の傾向によっていろんな独自のルールも付け足すことができるのですが、今回は誰でもとっつきやすい、一番基本的なブレストのやり方を説明します。


守るべき基本ルールはこの5つ!


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ブレストは参加者によって多少ルールが異なりますが、必ず守るべき5点のルールがあります。ここでは、ブレストを行う上で必ず守っていただきたい最低限のルールをご紹介します。是非ここで認識をしてください。


1.発言を批判しない


ブレストを行う上で一番重要なことは、メンバーのアイディアや意見を「批判」してはいけないということです。自由にアイディアの嵐を起こすことを大事にする会議手法なので、批判がでる会議だと参加者が発言に躊躇してしまい、自由に良いアイディアが出てこなくなるリスクがあるからです。


一方でブレストにおいてアイディアを批判する行為は禁止ですが、別の視点から見て話題を広げることは歓迎されます。一見荒唐無稽に見えるアイディアであったとしても、別のとらえ方、新しい見方ができないかをとらえる癖をつけることが大事となります。


2.結論・判断は別の機会に


ブレストの特徴としては、「結論」を見つけ出す場所ではなく、結論を出す前段階の「アイディア」を作り出す場という位置づけになります。そのため、良い悪いを論じず、結論をださず、限界までアイディアを見つけ出す場所として位置付けてください。

仮に結論を出したい場合は、ブレストを基にした別の会議の設定をしていただくとよいでしょう。

3.見当違いな発言もOK


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奇抜で斬新なアイディアや、議題とは一見関係のない見当違いだと思える意見でも、受け入れる土壌を作ることが大切です。

一見「明らかにダメそう」と思われるアイディアも、皆でどうにかして役に立てないかアイディアを出せば、ひょんなことから新しく斬新な企画として生まれ変わることもあります。


ですので、発言する側も、見当違いな発言はやめようと躊躇せず、「笑われてもいい!」というぐらいの勢いでアイディアをどんどん出していきましょう。また、参加者もその発言に対し「嘲笑」するなどといった行為はここではやめましょう。


4.質よりも量が大事


ブレストでは基本中の基本ですが、質の高いアイディアを出すよりも「量」を重視することが大切です。

「質」にこだわりすぎると、自由闊達にアイディアを出すことを制約してしまうことになりかねません。考えるくらいなら思いついたことをどんどん出していきましょう。

ここでは「下手な鉄砲」が歓迎される場面です。


5.アイディアを連想、結合し便乗する


上記1~4を守ることにより、たくさんのアイディアを出るようになります。そのアイディアの質を高めるため、アイディアを組み合わせたり、部分的に変えたりすることによって、新たなアイディアが誕生します。


他のメンバーが出したアイディアに、新しい観点を加えていくことができたならブレストが成功したといっても過言ではありません。どれだけ他のメンバーが出したアイディアにどれだけ便乗し、新たな相乗効果を生み出していけるかがブレストの成功のカギとなります。


用意しておくと便利な道具はこの3つ!


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ブレストについておおよそご理解いただけたでしょうか。ここからは、ブレストを行う上で必要な道具、または、あると便利な道具を紹介します。ブレストを行う前に事前に準備していただくといいでしょう。


①貼ってはがせる付箋


ブレストはとにかく数多くのアイディアを出し合う場です。そのために参加メンバー各々の意見を最大化する必要があります。

また、いったん出したアイディアはその後分類するため、記録を残すことに加え、貼ったり剥がしたりを自由に行うことのできる付箋があると非常に便利です。付箋はブレストを行う上で欠かせないツールといっても過言ではありません。


②ホワイトボードとマーカー


ブレストを行う過程の中で、アイディアをいくつか分類する場面があります。その分類を行うために、ホワイトボードをいくつか用意して下さい。用意したホワイトボードに枠を設定したうえで、真ん中にブレストのテーマを書き出します。付箋に書いたアイディアは、アイディアを各個人で考え出した後、ホワイトボードに張っていきます。


ホワイトボードの中央にテーマを描く際や、付箋にアイディアを書く時に用いるため、字が太く見やすいマーカーを用意しておくと良いです。

なお、ホワイトボードが準備できない場合は、模造紙を3枚ほど用意し、ホワイトボードの代わりに壁に貼って使うといいでしょう。


③ICレコーダー


ブレストの内容は紙やパソコンに書き記して文字として残すことも大事ですが、同時に音声で録音しておくことも重要です。


たしかに2時間ブレストをすると、そのすべてを改めて聞くためには同じ時間を要してしまうため、効率的とは言えません。しかし、生のやりとりを確認することで、その時行ったブレストの進行の仕方、雰囲気など文字だけでは伝わらないものが残ります。

従って、音声も記録の1つとして残しておくと、仮にすべての記録を改めて聞かなかったとしても、部分部分を確認するだけで、次回以降のブレストがより良いものになるのです。


ちなみにICレコーダーと書きましたが、動画を撮って見返すことにも同様のメリットがあるため、ビデオカメラでも問題ありません。また、スマートフォンにも録音機能がついていることがほとんどなので、ICレコーダーをお持ちでない場合に役立つでしょう。


さっそくやってみよう!ブレストの進め方


これでブレストの考え方、必要なものについて理解していただけたのではないかと思います。ここでは、具体的にブレストの進め方についてお話します。


事前に準備しておくこと


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ブレストを行う前に、以下の事前準備が重要となります。


目的を明確にする

ブレストを行う前に、どのようなテーマで行うかを決めましょう。ブレストを行うことで最終的に何を生み出すかを明確にしておくことで、クリエイティブなアイディアを出しやすくなります。


特にブレストは質より量を重視するため、明確な目的が設定されていないと、ただの言葉遊びでワイワイやって会議自体が終了し、ブレストの目的であるアイディアの最大化ができなくなってしまうこともあります。

従って、ファシリテーターが「このブレストの目的」を明確にした上でメンバーに事前に伝えることにより、質の高いブレストに変えることができます。


参加メンバーを選定

レストを行うメンバーの選定は非常に重要です。

なぜなら、ブレストを行う意義は、アイディアを最大化し、相乗効果を生むことです。そのため、あらゆるアイディアを集めることが必要となります。

同じような考えや拝啓を持つ人が集まってしまっては、集まるアイディアも同じようなものとなり、異質なアイディアが出てこないため相乗効果を生むことが難しくなってきます。


また、ブレストを行うのに最適な人数は、原則3〜10人程度だと言われています。そのため、年齢、性別、業界に精通している人、新人など可能な限り多種多様な人を選定し、あらゆる角度から意見が出てきそうな状況をつくることをお勧めします。


使う時間を決める

制限時間を設定することも重要です。ブレストはとにかくアイディアを出し切ることが重要となるため、各参加者に頭をフル回転させることが求められます。

そのため、だらだらとした雰囲気のブレストではメンバーが疲弊してしまい、良いアイディアが生まれません。


従って、会議自体に制限時間を設定し、事前に決めた時間の中でアイディアを出しきるというルールをメンバー間で共有しておくことが重要です。

あくまでも「有限の時間」の中で会議をすることで、より密度の濃いブレストになるので、ファシリテーターは貴重な時間の扱い方に気をつけましょう。


実際にブレストを開始!


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ブレストの事前準備が終わったら、実際のブレストを始めましょう。以下でブレストはどのように進めていくのか、ご紹介いたします。


シートの中にテーマを描く

まず、発想のためのフレームとして、ホワイトボードを3枚用意する、もしくは3分割して、その真ん中にテーマを設定して書きます。(壁に模造紙をはって進行してもOKです。)


もし、余白があるなら、制限時間とそれぞれ実施することの所要時間なども書いておくといいでしょう。それぞれの実施事項と制限時間を意識して実施することにより、参加者達に集中力が生まれます。


自身でアイディアを考える

ここは、いわゆる「シンキングタイム」です。テーマについて思いつくことをまずは自分で可能な限り考えて、付箋にどんどん書き出します。

このとき、重要なのは「目標アイディア数」を決めることです。


目標とするアイディア数を決めて宣言することにより、限られた時間の中でアイディアを限界まで出し切る体制を作りましょう。また、積極的にアイディアがでるようにするといいです。


一例として、アイディア数を最大化させるために、競争の意識をもたせ、各自ノート色を変えて「量」を競ったり、ゲーム要素を加え、アイディアの一番少ない参加者には罰ゲームを設定したり......などのルールを設定してみると、より面白くブレストを進行することができるでしょう。


各自アイディアを貼り出す・分類する

「シンキングタイム」が終了したら、今度は付箋を持って、参加者がホワイトボードに一斉アイディアを張り出します。似たアイディアは、集約して貼っていくことでさらにアイディアを発展させやすくなり、新たなアイディアが連想されやすくなります。


なお、この作業をする際、挙手制ではなく、クロストーク方式でどんどん新たなアイディアを広げていき、アイディアを最大化していって下さい。全員が会話形式で話が進んでいっているならばこれは間違いなく「成功」と言ってよいでしょう。


ブレインストーミング実施は貸し会議室もオススメ!


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ブレストについてどのようなものか理解を深めていただけたでしょうか。明日から社内で会議をする際にぜひ用いていただきたいと思います。

そして、ブレストを行う際には外部の貸し会議室を借りて行うことも選択肢の1つとしてオススメしたいです。その理由は2つです。


・会議室の広さ、形態を選べる

・限られた時間でコスト意識をもってできる


もちろん会社の会議室で行っても実りはあります。しかしブレストは、従来の会議のように椅子に座ってメモを取りながら挙手制で進行する会議ではなく、自由にアイディアを出すための会議体です。

そのため、なるべく自由な形態で進めていただくと効果的です。つまり、会議室の広さ、形などを選べることが望ましいのです。


また、当たり前ですが、貸し会議室は時間制での利用コストが発生します。一見もったいないのではないかと考えられますが、あえてコストをかけることで、ブレストに求められる「時間を決めてやる」、「集中する」ことが徹底できるため、より効果的な会議ができることが期待できます。


以上を踏まえ、ブレストをあえて貸し会議室でやってみることを提案いたしました。ぜひ一度、新鮮な場所で自由に議論してみてはいかがでしょうか。

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