定番から変わり種まで、会議の緊張を一気にほぐすアイスブレイク集

2017年 02月 22日

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会議というものは、いつになっても誰にとっても、最初からリラックスして望むことは難しいものです。そもそも会議で完全に気が抜けてしまったら、たちどころに社長や重役クラスから厳しく叱責されてしまうでしょう。

では、そんな緊張感みなぎる会議で、少しでもリラックスして気持ちを落ち着ける方法=「アイスブレイク」をご紹介いたしましょう。緊張ばかりしていたのではいい考えも浮かばないですし、健康にも悪いですからね。

 

 

アイスブレイクとは何か


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新社会人の方や、業種によっては、あまり耳慣れない言葉かもしれません。

「アイスブレイク」、直訳すれば硬い氷を壊す、溶かす、という意味合いになります。

つまり緊張感を緩和させ、リラックスして会議に集中できるようにするための一種のレクリエーションとも呼べるものでしょう。

 

アイスブレイクで余計な緊張を排除!


アイスブレイクを会議に取り入れる最大の狙いは、リラックスしてもらうことによって参加者の頭を柔らかくし、活発な議論やコミュニケーションを行ってもらうことにあります。

 

そもそも会議が始まる前というのは極度の緊張感に包まれるのが常です。この1か月間の営業実績であったり、会社の重要なプロジェクトの推進のための極秘の中身であったり、ときには初対面の人とも堂々と話さなければいけなかったり......参加者にとっては気の休まることのない数時間が待っているわけなのです。

そういった会議の参加前の心境といえば、ほとんどの人が憂鬱になったり、マイナス思考的な発想になってしまったりしているかもしれません。しかし、そんな状態ではとても建設的で前を向いた意見の交換など行われないでしょう。

 

参加者に余計な緊張感を与えずに、冷静で客観的な意見を交わしてもらう。これがアイスブレイクを取り入れる最大の目的となるのです。

 

会議が怖くなってしまうのを防ぐ役割も


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会議の雰囲気がいかに重苦しく、気持ちが後ろ向きになってしまうか、社会人なら嫌というほど知っていることでしょう。

 

勿論、全ての会議が今言ったような重苦しく後ろ向きにさせるようなものばかりとは限りません。その会議のテーマ次第で場の雰囲気も変わってくることでしょう。

しかし、会議というものは基本的に、会社の業績や経営方針と真剣に向き合うべき場。

最も分かりやすい例えで挙げるなら、営業会議がそれに当たるでしょう。各営業マンはその1か月間の自身の営業成績を、会議に参加している全ての人の前で発表しなければなりません。

 

それだけでもかなりな難題かも分からないのに、自身の数字(ノルマ)が達成されていなかった場合はとことんまで各方面から追及されてきます。それは初めて経験する人にとったらこの世の地獄のように思えるかもしれません。

 

「会議とは怖いもの」という先入観を植え付けてしまうのに十分な先制パンチを味わうことになるでしょう。

このような雰囲気があるがために、会議の場に積極的に参加したいという姿勢が、多くの人から奪われてしまうのです。

 

ですので、アイスブレイクはこのような先入観を少しでも和らげていただくための手段なのです。

 

アイスブレイクを使うとどんな雰囲気になるのか


では、そのような暗い雰囲気の対策として、アイスブレイクというものがそれほど役に立ってくれるのでしょうか?

 

正直、どんな場所・どんなメンバーにも有効だとは言い切れません。しかし、緊張を和らげてくれる一服の清涼剤的な役割を果たしてくれることは間違いないでしょう。

では、具体的にどのようなアイスブレイクがあるのか、ちょっとご紹介してまいりましょう。

 

すぐ真似できる!よく使われるアイスブレイクの一例


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ここでは沢山あるアイスブレイクの中から、比較的よく使われていると思われるものをピックアップしてみたいと思います。

こんなことで良いの?と思うような簡単なものから、ちょっと頭を使うようなものまで、種類は豊富です。

 

1.他己紹介


自己紹介の反対バージョンです。

基本的に2人1組となり、どちらかが相手へインタビューして、その内容を元にして相手の紹介を簡単に行うというものです。

それが終われば今度は反対になってインタビューを行い相手の紹介を行う、というパターンです。

 

2.実は、自己紹介


要するに自己紹介なのですが、ルールがあります。

自己紹介中に「実は」という言葉を必ず入れてもらい、何でもいいのでトピックスを一つ、言ってもらいます。

「実は今朝、朝食抜きで来ました」でもいいですし、「実は今、ヨガをやってます」なんていうのもいいですね。日常生活の中であなたが感じたどんなことでもいいので即興で言ってみましょう。

 

3.親指・小指体操


指を動かす、ただそれだけのアイスブレイクです。方法は、

・両手を前に出す

・両手の親指と小指を同時に出したり引っ込めたりする(ここまでは簡単です)

・両手の親指と小指を交互に同じタイミングで出したり引っ込めたりする(なかなか難しいですよ)

 

以上の動作を繰り返します。この指運動は脳トレーニングの一環にもなります。また場の雰囲気が一気に和らぐ効果もありますよ。

 

4.ストレッチ


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参加者が各々、伸ばしたいと思う筋を伸ばしてもらう。これで硬直していた体の節々の血行がよくなり脳の働きも活発化しますね。

 

5.ゴーアラウンド


「お宅訪問」とか「回る」とかいう意味合いです。

会議の本題に入る前に、順番を決めて何か一言コメントしてもらってから本題に入ります。

急にやるとなると気の利いたコメントって、案外出てこないものですね。全員が一言でも言葉を発するだけで、だいぶ場が暖まります。

 

6.点呼


「いち、に、さん、し、...」と番号を一人一人言っていきます。通常は前の席の人から順番に言っていきますが、ちょっとひねった順番にするなど工夫を加えれば、場の雰囲気はもっと和んでいくでしょう。

 

7.笑顔チェック


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周りの人にあなたの笑顔をチェックしてもらうという単純なアイスブレイクです。笑顔のチェックを5回もやればあなたの心もかなりほぐれることでしょう。

 

8.一人じゃんけん


一人じゃんけんも脳トレーニングの効果のあるアイスブレイクです。どちらかの手を先に出してテンポよく後追いで別の手をだしてじゃんけんをします。

簡単そうで難しいこの行為が、固まっていた頭を柔らかくし、気持ちをリラックスさせてくれます。

 

アイスブレイクで重苦しい会議前の雰囲気を吹き飛ばそう!


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アイスブレイクの役割とその実例をご紹介いたしました。

実際問題、このようなアイスブレイクを取り上げてやってくれる会社は、社員思いで、働く環境を大切に考えてくれている会社だと思いますよ。

 

重く苦しい会議前の雰囲気を、少しでも和らげようと工夫している会社の業績が、必ずしも良いかどうかはわかりません。しかし、このようなアイスブレイクを取り入れたり、社員がパフォーマンスを発揮できるように働きかけたりしてくれるような上司がいたら、信頼して付いていきたいと思えるはず。

最初は少しこっぱずかしいかもしれませんが、是非簡単なアイスブレイクから取り入れてみませんか?

 

エッサム神田ホールなら備品のマイクが使えるので、大きな会議室でアイスブレイクがてら自己紹介・他己紹介をするときも、声がよく聞こえます。

また、移動が簡単なキャスター付きの椅子や机なども、コミュニケーションを取りやすくしてくれるでしょう。会議の雰囲気を和やかにするために、貸し会議室の設備を役立ててくださいね。

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