はじめての教室運営もこれでバッチリ!人気教室の作り方

2018年 08月 21日

教室運営

習い事教室を運営するには、「教えること」以外に考えるべき大事なことがあります。なかでも、教室の場所や備品準備、集客方法は、いずれも教室運営の成功を左右する重要ポイント。ただ、運営面にまで目を向ける時間がなかなか割けられない方もいるのでは?

実は、受講者が通い続ける人気教室にするには、秘訣があります。そこでこの記事では、教室運営の際にぜひとも知っておきたいスキルや、会場選びのコツについてお伝えします。

 

 

■いまや習い事はステータス


おそらくほとんどの方が、子どもの頃に習い事をしていた経験があるのではないでしょうか。なかには、週の半分以上を習い事に費やしていた方もいるでしょう。ただ、習い事は何も子どもだけのものではありません。最近では、大人も習い事教室に足を運ぶ人が増えています。

 

ちなみに、全国の20~34歳の男女に習い事に関する調査を行ったところ、注目度ナンバーワンだった習い事が英語です。海外旅行やビジネスなど、習う目的は人それぞれでしょう。子どもの習い事は、親のススメや友だち付き合いの延長線上から始まることが多いです。その一方で、大人の習い事はステータスとして、あるいはアピール材料として活用できることが多くなりました。

 

■教室運営の前に知っておきたいこと


教室運営の前に

受講生の「ワンランク上の自分になりたい」という思いを支えるのが習い事教室です。では、教室運営の前にぜひとも知っておきたいことをご紹介します。

 

1.開業届け


まずは、開業届を提出しましょう。教室運営は立派な起業ビジネスです。開業届は、開業後1ヶ月以内のタイミングで提出しなければなりません。未提出の場合でも、罰則はありません(2018年8月現在)。ですが提出しておけば、確定申告で大きなメリットが得られるので、教室運営のスタートと同時に提出することをオススメします。

 

2.場所の確保


次に、習い事教室の開催場所を確保しましょう。参加人数にふさわしい大きさの教室を選ぶことがポイントです。受講生にとって教室が大きすぎると何だか落ち着かず、小さすぎると窮屈な印象を与えてしまいます。

 

教室の維持費を考慮しつつ、参加人数に応じて教室の大きさを選べる柔軟性が備わっていればベターです。参加人数が安定しない最初のうちは、ひとまず自宅を教室として使用するというのも一案でしょう。

 

3.集客


習い事教室をスタートさせたからといって、告知なしですぐさま受講生が集まる、ということはまずありません。積極的に開講案内をして集客しましょう。ホームページなどWeb上での告知やチラシ投函、クチコミなど、さまざまな集客方法がありますが、大事なのは教室の独自性をアピールすることです。「他の教室とはココが違う」というポイントを打ち出すと、習い事教室の魅力をより効果的に伝えられます。

 

ブログやSNSでの情報発信も有効です。クリエイティブ系の講座なら受講生が手がけた作品を、音楽や趣味の教室であれば受講風景をアップすると、教室選びをしている人が具体的にイメージを描きやすくなり、参考にしやすくなるでしょう。また、資格系の講座なら、試験結果や合格率は必ず掲載しましょう。

 

宣伝文句に「よい教室です」や「楽しい教室です」だけでは、魅力は伝わりにくいです。それよりもむしろ、画像を多く取り入れて視覚面からアピールすると、集客アップにつながります。

 

■教室運営に必要なスキル


教室運営に必要なスキル

 

1.コミュニケーション


習い事教室では、特に同じ年代の人たちで群れてしまう傾向があります。同年代だと話があうからですが、幅広い年齢層の受講生がともに学べるのは、習い事教室だからこそ体験できるメリットでしょう。

 

講師は、特定の受講生同士がかたまらず、受講生たちが積極的にコミュニケーションをとるよう働きかけることが大切です。年代や性別にとらわれず、受講生それぞれの考え方や技術を尊重しつつ、シェアするようにアドバイスをすれば、おのずと和気あいあいとした雰囲気が生まれます。

 

2.リーダーシップ


受講生一人ひとりのレベルと、受講生全体のレベルのバランスに注意しながらレッスンを進めていくことも重要です。決してひとりにかかりきりになったり、逆になおざりにしたりすることがないように気をつけましょう。1回のレッスンの時間配分を考えながら、適度に 区切りをつけて進めるというスタンスをとることが必要です。

 

3.マネジメント


教室を運営する上で欠かせないのが、マネジメントでしょう。受講生の習熟度とカリキュラムの難易度をすりあわせながら講座を運営することがポイントです。受講生全体のレベルより少し上のレベルに設定すると、受講生のモチベーションはあがります。着実にスキルや技術を習得できる教室は、受講生にとって「通い続けたい教室」といえます。マネジメント面でも大きな成果につながるでしょう。

 

■ターゲットにあわせた会場準備


会場準備

講座内容によっては会場準備に違いがありますが、どの講座にも共通する会場準備のコツについてみてみましょう。(会場画像は、会議や習い事教室等に利用されるエッサムの7階中会議室(702)です。)

 

1.準備が必要なものを事前にチェック


会場で準備可能な備品と、運営側が持ち込む必要のある備品について、事前にしっかりとチェックしておくことが大鉄則です。運営側のうっかり忘れ物が原因で、講座が進まず受講生に迷惑をかけてしまうなど、受講生の不利益になるようなことは絶対に避けましょう。

 

講座内容に応じて、講師側で準備すべきものをリストアップするとモレがなくなります。

教室運営をサポートする最新設備一覧はこちら

 

2.利便性のよい会場を選ぶ


駅からのアクセスがよい場所やターミナル周辺を習い事教室の会場に選ぶと、集客率がぐっとあがります。通いやすさがリピーターを増やす要素の1つになることを覚えておきましょう。

 

逆に、利便性がイマイチだと集客の確保が難しくなります。たとえカリキュラム内容や講師がすばらしくても、交通の便が悪いとつい足が遠のいてしまうのが実情です。最寄り駅から近い場所、さらにわかりやすい場所がポイントといえます。

 

■貸し会議室ならメリットがいっぱい


貸し会議室

はじめての教室運営では、カリキュラムの作成やレッスンの準備など、考えるべきことが盛りだくさんです。その上、会場の手配や運営などの準備をこなすのは至難の業でしょう。実は、運営面の負担を軽減できる、と最近注目されているのが貸し会議室です。

 

貸し会議室は、部屋の規模、タイプなどバラエティに富んだ設定になっているので、さまざまな講座で活用できます。語学や資格取得講座など座学系の講座はもちろん、防音設備の整った部屋では、楽器を扱う音楽系講座でも利用可能です。さらに事前相談の上で、水の使用を必須とする生け花教室として利用できるケースもあるので、まずは相談することをオススメします。

 

また、備品が充実しているのも貸し会議室のメリットです。基本的なものはすべて揃っているので、講師自身が新たに備品を購入することがなく、コストカットにもつながります。重い荷物を持ち運ぶ手間が省けるばかりか、手ぶらでOKということも多いです。

 

参加人数にふさわしい部屋を用意できるのは、貸し会議室ならではの特典です。レッスンのたびに、人数に応じた会場を探すことは思った以上に負担が大きくなります。その点貸し会議室なら、さまざまな部屋タイプから条件にあう部屋を選ぶだけなので、時短にもつながるでしょう。単発レッスンはもちろん、定期的なレッスンにも貸し会議室はぴったりです。

神田駅近くのさまざまなタイプの貸し会議室一覧はこちら

 

明るく清潔感のある貸し会議室だと、受講生も心地よくレッスンを受けられるでしょう。集客力に絶大な効果を発揮する、インスタ映えする写真撮影もかないます。人気のある貸し会議室はすぐに埋まってしまうことも多いので、早めに部屋を確保しておくのがオススメです。