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ウィズコロナ・アフターコロナ時代の新たなセミナー形式とは?
2020年 08月 26日
外出自粛期間が明け、神田駅周辺にも人の往来が戻りつつあります。ですが、新型コロナウイルスの影響が過ぎ去った訳ではありません。街中では、大半の人がマスクやハンカチで口を押さえてランチや職場に向かっている姿を目にします。
世の中の動きとしてオフラインからオンライへのサービス展開が目覚ましく、リモートワークやネットショップなどを利用する機会が増えたと感じる人もいるのではないでしょうか。
セミナーや会議などもオフラインで開催予定だったものを中止にせず、オンラインに切り替えより多くの参加者を募る形式が急激に増えました。
しかし、いまオンラインセミナーで問題になっているのが、「オンラインで完結する人とそうでない人との差が出来つつある」という点です。
ウィズコロナ・アフターコロナのセミナーは、どのようなセミナースタイルがいま求められているのでしょうか。また、オンラインで完結する人とそうでない人との差とは何か、1つひとつ紐解いていきます。
■新型コロナウイルス感染症予防で自宅時間が急増
まず、新型コロナウイルスによって私たちの生活がどのように変化していったか見てみましょう。
2020年8月15日に更新されたGoogle社が実施した「COVID-19の影響でコミュニティ内の人の移動がどう変化したか」の調査レポートによると、全国的に職場で過ごす時間が減少し、自宅時間が増加したことが分かります。(1)
(興味がある方は、COVID-19:コミュニティ モビリティ レポートをご覧ください。)
また、内閣府が2020年6月21日に発表した「新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」によると、今回の感染症の影響下において、新たなことへチャレンジしたいと回答した人の割合は全体の52.0%と半数以上を占めました。その中でも、オンラインでの発信(YouTube等)、オンラインでの交流(Zoom等)に新たに挑戦したいと回答した人は、13.2%でした。
新型コロナウイルス感染症対策の一環で、人々の活動範囲は自宅を中心に規模が縮まりつつあるようです。自宅で過ごす時間が増えたことで、自己投資として資格勉強やスキルアップ、ボディメンテナンスなどに取り組む人が増えてきました。
■コロナの長期化で「コロナ疲れ」に悩む人も
2020年5月25日には、緊急事態宣言が全国で解除され、人との接触を最小限に抑えつつ経済が回り始めましたが、コロナによる自粛期間前と同じようにはいきません。大人数での集まる機会は減りましたが、Webを介したサービス(オンラインサロンやWeb会議、リモートワーク)が私たちの生活に溶け込むようになりました。
しかし、Webですべてが解決するとは言い切れない現状があります。今回、急なコロナの影響で準備不十分(PC操作やPC環境の手配など)な状態で、オンラインを駆使した生活が始まってしまいました。
人によっては何の違和感もなく順応できた人もいるでしょうが、その反対に苦労する人も少なからず存在します。
この差がコロナの長期化で「コロナ疲れ」といった症状として浮き彫りになりました。
コロナ疲れとは、新型コロナウイルス感染が猛威をふるう中、将来の不安や行動の制限などが原因で心身に不調をきたすことを指します。
コロナ疲れの例
- ・いつコロナが終息するか分からない
- ・行動範囲の制限
- ・休業や求職、補償などの経済的な負担
- ・人との出会いがなく、孤独を感じる
- ・仕事上でのストレスが増えた
上記のように、人によって「コロナ疲れ」の症状はさまざまです。
この点を踏まえ、今後のウィズコロナ・アフターコロナでは、オンライン完結だけではなくオフラインも合わせたスタイルが増えてくるでしょう。
■コロナ時代のセミナー形式で注目される「ハイブリッド型セミナー」とは?
ハイブリッド型セミナーとは、三密を回避した安心・安全な環境で実施する「オフラインセミナー(リアルセミナー)」と遠隔地での受講を実現する「オンラインセミナー」を融合させたセミナーをいいます。
これまでのオンラインセミナーでは、
- ・ネット環境に左右されて音が途切れる。
- ・質問のタイミングが合わず、疑問点を抱えたまま別の話が進んでいる。
- ・機械操作の不慣れに個人差がある。
- ・集中力が途切れやすい。
- ・参加者の温度感が読み取りづらい。
などのデメリットがありました。
またオフラインセミナーでは、
- ・移動や場所など、開催にあたってコストがかかる。
- ・参加者の動作音(キータップの音やスマホのシャッター音など)が気になる。
といったオフラインだからこそのデメリットがあります。
これらのデメリットですが、ハイブリッド型セミナーであれば参加者の状況に合わせて参加スタイルに幅が持てるため、選択の自由が生まれることが大きな魅力です。
いままで参加したかったセミナーもオンライン開催であれば場所を気にせず参加ができ、セミナーが近場で開催されるのであれば、ソーシャルディスタントスに配慮された会場で、直接講師の熱量やニュアンスをくみ取りやすいといったメリットがあります。
講師側もスライドを用意してセミナーを進めようにも、参加者に意図が伝わっているのか、話すスピードは適切なのかなど、オフラインでは無意識にできていたことがオンラインだと悩みの種になることも...。
そこでハイブリッド型セミナーであれば、参加者と直接会うことで話すスピードや伝え方、ボディーランゲージなども取り入れやすかったり、オンラインでの参加者は普段出会うことのない人との出会いの幅が広がったりします。
■エッサムが提供する「ハイブリッド型セミナー」
ハイブリッド型セミナーの取り組みとして、エッサム神田ホールでは次のサポートをご用意しております。
- (1)セミナー主催者への取り組み
- (2)オフライン参加者への取り組み
- (3)オンライン参加者への取り組み
エッサム神田ホールでは、新型コロナウイルス感染症予防に取り組んでおります。詳しくは、「 新型コロナウイルス感染拡大防止の取り組み、お客様へのご協力のお願い」をご覧ください。
(1)セミナー主催者への取り組み
エッサム神田ホールスタッフによる、Zoom配信サービスサポートをご利用いただけます。三密を避け安心・安全環境の少人数制でセミナーを開催し、セミナー風景をライブ配信することでオフラインだけでなくオンラインからの参加者も募集できます。
(2)オフライン参加者への取り組み
ご来館の際には、ビル入り口に消毒液、各階お手洗いにハンドソープを設置しております。ご来場者の方に、マスクの着用と手指の消毒をお願いしております。また、体調が優れない方はご来場をご遠慮いただきますようお願いいたします。会場は、主催者様と打ち合わせてソーシャルディスタンスを確保した席で配置しております。
(3)オンライン参加者への取り組み
主催者様のご案内により、Zoomを利用したライブ配信でセミナーに参加することが可能です。参加するにあたり、事前にマイクやカメラの状態をご確認ください。
■ウィズコロナ・アフターコロナ時代の貸し会議室の在り方
いままで貸し会議室といえば、会議を行う場所のイメージが強かったと思います。近年では、会議以外にもセミナーや役員会、イベント会場などさまざまな利用例がありました。
新型コロナウイルスの影響で、サテライトオフィスやコワーキングスペースなどでの利用が増えつつあります。
また利用者の中には、リモートワークで自宅作業だと子どもが仕事中に乱入し仕事ができないという人や、オンラインセミナーの講師でスムーズなライブ配信をしたいという人が貸し会議室を利用することも。
コロナ時代でも人々のニーズに合わせて貸し会議室は姿かたちを変えていく。その魅力が垣間見えます。
エッサム神田ホールでは、コロナ時代に合わせてZoomミーティングに適した会議室や、Webセミナーに特化した会議室を豊富にご用意しております。自室での作業とは別に気分転換で利用するも良し、仕事環境に必要な備品もそろえてある空間で効率よく仕事をするも良し。ご利用にあたって、ご不明点等ございましたらお気軽にご相談くださいね。
参照元:
(1)Google COVID-19(新型コロナウイルス感染症):コミュニティ モビリティ レポート 日本 2020年8月15日 https://www.gstatic.com/covid19/mobility/2020-08-15_JP_Mobility_Report_ja.pdf
