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Zoomビデオウェビナーとは?成功に導くための4つの注意点と対策
2020年 12月 22日
新型コロナ感染症対策で密を避けるイベント開催に大きな影響を与えた「Zoomビデオウェビナー」。Zoomミーティングが企業でも会議や研修などさまざまな場面で使われ、個人でも使っているという人もいるのではないでしょうか。しかし、Zoomミーティングは聞いたことあるけど、Zoomビデオウェビナーがよくわからないという人もいるのでは?そこで、今回はZoomビデオウェビナーの特徴を踏まえて、ウェビナー開催にあたっての注意点とその対策についてお話ししていきます。
■ウェビナー(Webinar)とは?
ウェビナーとは
意味 | ウェブ(Web)とセミナー(Seminar)を掛け合わせた造語。 |
---|---|
類語 | ウェブセミナー、オンラインセミナー など |
ウェビナーとは、インターネットを利用してセミナーを動画またはライブ配信します。新型コロナウイルス感染症対策として、急速に利用者数を増やした新たな経済施策としてさまざまな分野で取り入れられています。
■Zoomビデオウェビナーの特徴
さまざまなウェビナーツールが世に出回っていますが、その中でも代表格であるZoomから提供されているZoomビデオウェビナーを例に見てみましょう。
- 最大100人のインタラクティブなビデオ参加者と最大10,000人の出席者のオンラインイベントを実現
- 参加者のレポート作成や分析、マーケティングに活用可能
- AES暗号化で個人情報保護と安全性の確立
- 記録されたデータによるオンデマンド視聴やFacebook・YouTubeでのライブ配信が可能
- 手を挙げるアクションとチャット形式での質疑応答
- PayPal機能を搭載したウェビナーの収益化オプション など
上記の特徴はZoomビデオウェビナーの一端にすぎませんが、ウェビナー開催において必要なオプションをまんべんなく取り揃えています。新型コロナウイルス感染症対策にともない、Zoomを利用している企業・個人は多いので初めてのウェビナー開催を検討しているのであれば、Zoomビデオウェビナーを使ってみるのもひとつの手です。
■Zoomビデオウェビナーを使うべきタイミング・有効手段は?
ウェビナーは幅広い分野で利用されていますが、「そもそもウェビナーを使うべきなのか?」を見極める必要があります。なぜなら、Zoomビデオウェビナーは有料ライセンスが必要であり、コストパフォーマンスや利用目的によっては、無料ライセンス・別のウェビナーツールの利用を検討すべきだからです。
たとえば、オンラインセールスを行うにあたって
- 商品に興味はあるけど営業は苦手
- 気になるけれど資料だとよくわからない...
といった、上記の見込み客に対して情報提供が可能です。
その他にも、
- 商品説明会などの一般向けセミナー
- 会社説明会や社内研修
- 複数拠点への講話・講義
- 行政イベント
- 議会中継
などで活用できます。
Zoomビデオウェビナーを使う際には、イベントの開催規模やウェビナーオプションの利用を考慮して、準備していきましょう。
■ZoomミーティングとZoomビデオウェビナーの違い
Zoomが提供するミーティングとビデオウェビナーは機能が類似していますが、大きな違いとしては状況に応じた双方のセッションができるかどうかが重要といえます。ミーティングの場合、全参加者が画面共有やビデオ・オーディオをONにでき、face-to-faceでの共有が可能です。ビデオウェビナーの場合、ホストと指定されたパネリストは画面共有などができたり、視聴専用の参加者が存在したりします。
ホスト:ミーティング主催者
パネリスト:ホストより権限を割り当ててもらうことでホストとほぼ同じ機能を利用できる人
参加者:視聴のみ閲覧が可能な人(ホストによる個別のミュート解除が可能)
ブレークアウトルーム:参加者を少人数のグループに分ける機能
機能比較
Zoomミーティング | Zoomウェビナー | |
---|---|---|
ビデオ共有 | 全参加者 | ホストとパネリスト |
視聴のみのユーザー | ✕ | ○ |
参加者一覧の閲覧 | 全参加者 | ホスト・パネリスト |
利用人数の上限 | 無料ライセンス 最大100人 有料ライセンス 最大1,000人 |
最大100~10,000人 ※プランにより異なる |
画面共有 | ○ | ○ |
チャット | ○ (ミーティング内チャット) |
○ (ウェビナーチャット) |
実践セッション | ✕ | ○ |
ライブ配信 | Facebook、Workplace by Facebook、YouTube、Custom Streaming Service | Facebook、Workplace by Facebook、YouTube、Custom Streaming Service |
待合室 | ○ | ✕ |
録画・録音 | ○ | ○ |
ブレークアウトルーム | ○ | ✕ |
PayPal統合 | ✕ | ○ |
(参照元:Zoom、ミーティングとウェビナーの比較)
Zoomウェビナーはプロ以上のZoomライセンスにアドオン追加で契約可能です。ご利用については、Zoom公式サイトよりご確認くださいね。
※Zoomミーティングでウェビナーを開催することも可能ですが、ウェビナー機能が揃っていないので、注意しましょう。
■Zoomビデオウェビナーのメリット・デメリットは?
Zoomビデオウェビナーは、一度に多くの参加者へ情報公開ができるため、大規模なオンラインイベント開催やセミナーにぴったりです。参加者側と開催者側のそれぞれのメリットについてまとめました。
●メリット
参加者側のメリット
- 開催場所に関係なく、どこにいても参加できる
- 観ることに集中でき、理解しやすい
- チャットでのQ&A対応が可能、視聴者が飽きずに観られる
開催者側のメリット
- 画面共有で複雑な情報をわかりやすく伝えられる
- オンライン開催なので、場所に関わらず集客しやすい
- 信頼関係を構築できる
- 講演者の移動費や宿泊代、会場費などのコスト削減ができる
- ライセンスによっては最大10,000人を招待OK
- 一部の視聴者をパネリストに設定でき、言葉のキャッチボールができる
- ホストの音声と映像のみが共有でき、スムーズなセミナー進行を実現
- 今までアプローチできなかった見込み顧客に訴求できる
- 質の高いセミナーを実現できる
●デメリット
- 身だしなみや話し方によってはイメージダウンの可能性あり
- 音割れ、騒音などが悪目立ちする
- コンテンツの質によっては集客が難航しやすい
■Zoomビデオウェビナーを成功に導くための注意点と対策
初めてのウェビナー開催を成功させたい場合には、次の4つの注意点には十分気を付けましょう。
1.騒音が入らない場所の確保
個人宅からウェビナー開催をする場合、生活音や近所の音などをマイクが拾ってしまい、セミナー進行を邪魔してしまったり、参加者に内容が伝わらなかったりとトラブルが発生しやすいです。個人宅の騒音対策が難しいようであれば、貸し会議室やワークスペースなどを活用してみましょう。
2.実践前に必ずリハーサルをする
ウェビナーツールを普段から頻繁に使うという人は多くないでしょう。使い慣れていないツールは、トラブルの元。ウェビナー開催前には、スムーズな運営が可能かチェックしておきましょう。
3.ウェビナー開催者側と参加者側の温度差に配慮
対面するセミナーと違い、ウェビナーは開催者の顔が見えるとはいえ画面越しに会話をしていくので、参加者の反応が分かりづらく会話のスピードが速くなってしまったり、専門用語を多用してしまったりすることがあります。参加者側も反応しようにも発言をためらってしまいがちなので、お互いにギクシャクした時間を過ごすなんてことも...。そうならないためにも、開催前にホストから参加者へ向けて、ウェビナーチャットや挙手アイコンなどについてひと言アナウンスを入れておくと、双方の温度感が掴みやすくなります。
4.参加者のインターネット環境の整備
参加者のネット環境によっては、映像がフリーズしてしまったり、視聴できなかったりする可能性があります。事前にウェビナーの視聴動画を用意して、閲覧できるかどうかを参加者側が確認できるように手配してあげましょう。また、ウェビナー参加者の属性(年齢や業種など)を考慮することも必要です。場合によっては、開催者側が参加者へ環境提供(会場やデバイスの手配など)が必要になる場合がありますので、事前説明を実施することもスケジュールに考慮しておくべきでしょう。
■ウェビナー開催に貸し会議室・レンタルスペースが人気
新型コロナウイルス感染症対策として需要を高めるウェビナーですが、開催規模によっては自宅では手に余ることも...。そこで3密を避けられる場所であり、ネット環境が充実した個室として、貸し会議室やレンタルスペースを利用する人が増えつつあります。
エッサム神田ホールでは、大小さまざまな貸し会議室が37室あり、全部屋に電源とWi-Fiを完備しております。また、エッサム神田ホールでは、Web会議・ライブ配信サービスもございます。研修や会議、ウェビナーの開催会場について心配な点がございましたら、お気軽にお電話にてご相談ください。
