テレワーク疲れを解消する7つの方法

2021年 01月 28日

テレワーク疲れの解消する7つの方法

新型コロナウイルス感染症対策で長期化するテレワーク。テレワークに慣れてきた人もいれば、テレワーク疲れが溜まってきた人もいるのではないでしょうか?

まだまだ私たちの生活にテレワークは大きく関わろうとしている中で、これからどのように「テレワーク疲れ」を解決して行くかが鍵となります。今回は、テレワーク疲れの解消法についてお話ししていきます。

 

 

■なぜ今、テレワーク疲れが問題なのか?


2020年4月に第1回目の緊急事態宣言が発令されて以降、自宅で仕事に取り組むことになった人が急増しました。政府はテレワークを推進するため、企業へさまざまな支援を行いました。推進を行う目的の1つに通勤時の感染リスクを回避することが挙げられます。

個々人においても感染リスクを避けるために、不用意な外出を控える自主的な活動もありました。今回の新型コロナウイルス感染症対策を機に、人々の活動を自主制限することが増え、我慢が多い1年を余儀なくされました。

 

その後、テレワークを継続する企業もあれば、緊急事態宣言解除後に時間差出勤やサテライトオフィス勤務など、会社ごとに合わせた働き方を取り入れる企業もありました。

 

テレワークによって、労務管理や社員同士のコミュニケーションなどまだ多くの課題がありますが、テレワークは継続的な事業運営において今度定着していく働き方といえます。

 

しかし、テレワークを行う人の中にはテレワーク疲れで悩む人も...。

アトラシアンによる「働くを再創造する『どこでも働ける勤務形態』(2020年10月22日公表)」によると、リモートのみでいいという日本人労働者が21%と世界基準に比べ14%低い結果でした。また日本人労働者にとっては、オフィスとリモートのハイブリッドが良いという意見がもっとも多く寄せられました(1)

 

現在、リモートとオフィスを選択できるとしたら、どちらを選びますか?

テレワークを導入したとはいえ、まだまだ多くの企業ではテレワーク環境が整備されていません。さらに日本の住宅事情(とくにアパート)は海外に比べスペースに限りがあり、仕事とプライベートを同じ空間で過ごしてしまう人が多い現状です。

そうした背景から、テレワーク勤務に疲れてしまう人が少なからず存在します。

 

現在多くの企業でテレワークを導入、検討している良い兆しがありますが、テレワークの長期化にともなう「テレワーク疲れ」についても対策していかなくてはいけません。

 

■テレワーク疲れの主な原因


テレワーク疲れの主な原因

テレワーク疲れは誰にでも起こりうる問題です。その原因は主に次の3つが原因で挙げられます。

 

1.環境によるストレス


外出を自粛していることで家にこもりっぱなしであったり、仕事とプライベートの時間が混同してしまい、上手く気分転換できなかったりといったことも疲れの原因のひとつ。

 

また仕事を円滑に行うためのネット環境が整っていなかったり、業務内容がIT化できていなかったりと、急なテレワーク業務に現場が追いついていないことで、いままでと変わりない仕事内容でも疲れが溜まっていると感じるようです。

 

2.精神的なストレス


仕事仲間と円滑なコミュニケーションが取れなかったり、会社への帰属意識が希薄になりやすかったりといった会社との関係に溝が生まれてしまうことがあります。1人で熟す業務であればテレワークは効率がいいですが、リスカッションや業務の報連相などのチームワークを要する業務では課題が多いともいえます。

 

また今までは仕事で悩むことがあれば、近くにいる同僚に相談がしやすかったですが、テレワークだとひとりぼっちなので悩みを打ち明けられずに精神的に辛かったという意見もありました。

 

3.身体的なストレス


肩こりなどの身体的な疲れ

オフィスであれば仕事に最適なデスクも椅子も用意されていますが、自宅だとそうは行きません。また日本の自宅環境は海外に比べ手狭なため、仕事場とプライベートルームを分ける余裕がある人は限られてしまいます。

 

いまある環境でテレワークを行い続ければ、腰や肩を痛めたり、体が十分に休めなかったりといった身体的な疲れも生じるでしょう。

 

■テレワーク疲れの解消方法


テレワーク疲れの解消方法

テレワーク疲れを解消することで、長期化するテレワークと上手く付き合うチャンスに変えられます。テレワーク疲れの解消方法として次の7つをお伝えします。

 

1.リフレッシュ時間をつくる


テレワークをしているとつい仕事の延長で、一休み時間を取り忘れてしまう人も。集中して仕事しているときはいいですが、もしダラダラと集中力が途切れた時には、仕事を続けずに思い切って休みのもGood!

 

人の脳において集中力を維持するのは、90分が限度といわれています。もし、継続して集中しなくてはいけない仕事がある場合には、軽い散歩や空気の入れ替えをしてみるのも効果的ですよ。

 

2.仕事とプライベートの時間にメリハリをつける


まじめな人ほど休みを取っていいのだろうかと不安になって、勤務時間を大幅に超える仕事に取り組んでしまいがちです。とくに仕事もプライベートも同じ空間で過ごす単身世帯は、環境の変化が少なく、マンネリ化して作業効率が落ちやすくなります。

 

1時間に10分休憩など、自分の仕事内容に合わせてこまめに休憩をとるようにしましょう。仕事を行う上で、休むことはとても大切です。自分を労うことから始めてみましょう。

 

3.趣味を楽しむ


趣味のヨガを楽しむ

テレワークでおうち時間が増えたいまこそ、趣味の時間を楽しむチャンスです!

自分の趣味に時間をあてることで、仕事とプライベートのメリハリが出ます。また、人によっては、目標ノルマを終えたご褒美に趣味の時間を楽しむことも、テレワークで単調になりやすい作業を楽しくできる秘訣にもなります。

もし趣味が特にないのであれば、テレワーク期間中に「自分の好きなもの・前から気になっていたもの」を調べたり挑戦したりする時間に当てるのもいいでしょう。

 

4.軽い運動・ストレッチを行う


軽い運動・ストレッチを行う

自宅での業務にともなって外にでる頻度が減ってしまい、窮屈さを感じることも。自宅内でもできる軽い運動やストレッチ、ヨガなどを取り入れることで心身の疲れも取れやすくなりますので試してみてはいかがでしょうか。

 

5.テレワークグッズを買って使ってみる


いざテレワークを始めても、ノートパソコンだと画面が見にくかったり、マイクの調子が悪く会話が上手く聞き取れなかったりなど、さまざまな問題があります。PC設定などを調節しても上手く行かないようであれば、ときには思い切って購入してみるのも手です。

 

いまではテレワーク応援セットとして、さまざまな便利グッズが安く売られているので、自分にあった商品を取り入れてみるといいでしょう。

 

6.コミュニケーションをとる


オンラインを活用したコミュニケーション

テレワークだと人との会話が減ってしまいがちです。Kaspersky社の調査によると、55.6%の人が「新型コロナウイルス感染症の流行前も自粛期間中も同じくらい孤独だった」と回答しました。孤独感を和らげるために、インターネットやデジタルツールなどのテクノロジーの利用が大きく関わったという回答があります(2)。 オンラインでも、家族通話でも、Webミーティングでも、会話をすることが1人の不安が和らぐことでテレワーク特有の疲れも緩和します。

 

7.いつもとは違う場所で気分転換してみる


自宅でのルーティンワークは気が滅入りやすいので、部屋の模様替えをしてみるのもオススメです。

 

また、テレワークに適していない環境で疲れが溜まりやすいのであれば、気分転換にテレワーク環境が整ったレンタルオフィスや貸し会議室を利用するのもいいでしょう。

 

■貸会議室でテレワーク疲れをリフレッシュするのもアリ


貸会議室でテレワーク疲れをリフレッシュするのもアリ

いかがでしたか?テレワーク疲れは、テレワーク勤務が長期化すれば誰にでも起こりうる問題です。遅かれ早かれ対策が必要となるでしょう。疲れを溜め込まないためにも、こまめな休息と気分転換、会話はとても大切です。

 

お家以外で安心して仕事できる場所として、エッサム神田ホールではテレワークに最適な貸し会議室だけではなく、サテライトオフィスとしてもご利用可能です。ご利用に当たってご不明点等ございましたら、お気軽にお問い合わせくださいね。

 

参照先:

(1)^ATLASSIAN, 働くを再創造する「どこでも働ける勤務形態を考える」

(2)^kaspersky, Kasperskyレポート:コロナ禍の孤独感に関する意識調査