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本当は教えたくない一流ビジネスマンの人脈形成術
2019年 06月 28日
「人脈づくりをしたいと思っているが、何から手を付けていいか分からない・・・。」このままではいけないと思いつつも、結局同じことを繰り返しているということありませんか。一流のビジネスマンは、時として自分の中で確立した人脈形成術をツールとして新しい顧客やビジネスチャンスを掴み取っています。この方法を使えば、人見知りのビジネスマンでも容易に人脈づくりがスタートすることが可能です。その方法について詳しくお話していきましょう。
目次
■実はアメリカ人は恥ずかしがり屋が多かった!
威風堂々な印象が強いアメリカ人だが、実は国民の半数以上が恥ずかしがり屋ということをご存知でしょうか。アメリカでは、人脈を駆使して転職活動やビジネスチャンスにつなげる人が多いので、積極的な人たちと思われがちだが自分自身で恥ずかしがり屋と思っている人は国民の40~50%いるという調査結果があります。
■人見知りでも実践できる人脈形成モデルとは?
そもそもなぜ、恥ずかしがったり人見知りしてしまったりしてしまうのか。それは、他人の考えを過剰に気にしてしまうことが原因です。たとえば、初めてお会いした人に対して自分のことがどう写るのか、あるいは不快な思いをさせていないかなど、他人の評価が気になってしまいます。これを克服するには、根本にある考え方を変えていかなくてはいけません。
人脈を駆使できる人にとって、コミュニケーションとは人と人を幸福にするツールと心得ています。内向的な人ほど、考え方が塞ぎ込んでしまう傾向にあるので、自分のことをゆっくりでよいので相手に伝えることを意識しましょう。
また、「人脈」は資産として築くことができます。一般的に人脈形成というと自分を中心に放射線状に創っていくものとお話ししていることが多いです。1つの方法としてはよいですが、これでは人脈形成の向き不向きが生じてしまいます。では、内向的な人でも取り組みやすい人脈形成とはどういうものでしょうか。それは、コネクト型人脈形成というものです。
放射線状の人脈形成と違い、自分を介して相手を第三者へ橋渡しをする人脈作りのため、つながりが強固で密なものになりやすいという特徴があります。このコネクト型人脈形成は、内向的な人でも人脈を広げやすいモデルです。
■人脈形成の3つの鍵
どんな人脈形成においても、次の3つの主軸をもつことが鍵となります。
(1)相手は話をしてくれるのを待っている
何か行動しようとすると「あの人は、私より他の人と話したいと思っているかも」と思い込んでしまう人が世の中にはいます。この考え方から脱するために「自分が恥ずかしがり屋なのではなく、相手が恥ずかしがり屋で話しかけられないのかも」と違う視点を持つことが大切です。
(2)オウム返しは袋小路
初対面の人と会話をする上で、沈黙してしまったときに焦ってしまったことが誰しも一度はあるのでないでしょうか。相手の言葉をただオウム返ししてしまっては、会話の広がりができず袋小路となってしまいます。相手の回答に対して、感想や質問など織り交ぜることを意識することで会話がスムーズに進んでいくので、試してみてください。
(3)失敗は誰でもする
初めての人に声をかけるのはとても緊張しますよね。そのときに、必ずしも相手が自分の話しに興味を示すとはいえません。これはごく当たり前の光景です。恥ずかしがり屋や人見知りの人にとって、この失敗を怖がってしまいますが、失敗を経験するからこそ成功します。恐れずにどんどん失敗を経験していきましょう。
■二流・三流が陥りやすい人脈づくりの落とし穴
次の3つは、人脈形成づくりに尽力したときに注意したいポイントをまとめました。
1.名刺回収をしない
多くの人が人脈形成の場で必ず行う、名刺交換。このとき、注意したいのが「名刺交換」が「名刺回収」にならないことです。
異業種交流会には、普段出会うことの無い業界や職種の人とコミュニケーションを取れます。たしかに、この場限りの出会いで終わらないために、連絡手段を確保したいと思うでしょう。名刺交換には、(1)所属を明確にする、(2)挨拶、(3)連絡先の交換・人脈形成の意義があります。そのため多くの人が、会場内で出会い頭に名刺交換する光景を多く見かけます。ですが、これは大きな間違いです。
その場の流れで、名刺交換を行うと何が起こるか。みんなが名刺交換をするということは、少なからず流れ作業となってしまう光景がご想像できるでしょう。このように、ただの流れ作業と化した名刺交換は、名刺回収という名目になってしまいます。
また、流れ作業の中で名刺を交換しても、顔と名前が一致せず、あとから「この名刺の人とどんな話をしたかな」と記憶とのすり合わせが必要になります。
名刺回収とならないために、名刺交換する人を「もう一度会うために時間を割きたいと思える方」に限定し、いただいた名刺に会話内容のキーワードを残しておくとよいでしょう。
2.自分のことを大安売りしない
自分のことを大安売りしないとは、どういうことか。大安売り自体は、お店側が売上げを出すため販売戦略のひとつです。より多くの人に購入してもらうことで、単価が低くなっても売上げに貢献できます。ですが、この大安売りを人脈形成の場で行っている人は、得るはずだった価値を捨てているに等しい行為といえます。
異業種交流会で参加した際に、「あの人といい関係をつくりたい」と思って積極的に声をかける人が多いかと思います。ですが、この考え方は"自分本位の考え方"から来る行動なので、相手も会話を通してその考え方が読み取れてしまうことがあります。せっかく持っているあなたの魅力が相手に曇って見えてしまっては、本末転倒です。
よりよい人脈形成を築くには、自分本位の考え方は一度心の隅に置いて、目の前の相手にとって自分の何にニーズがマッチするか、"相手目線の考え方"を持つとよいでしょう。
3.「信頼関係」と「安心関係」を履き違えない
日本の仕事環境とアメリカの仕事関係には、大きな認識の違いがあります。日本企業の特色として組織を構成する人々が似ていて、意見の衝突などが起こりにくい状況下では、人は信頼ではなく「安心関係」でつながっています。一方、アメリカ企業のようにさまざまな人々が集い、お互いを理解するために主張する状況下では、人々は安心ではなく「信頼関係」で成立しています。
人脈形成をするにあたってよく耳にする「信頼関係」ですが、多くの場合お互いの考え方が似ている「安心関係」で収まってしまうことがしばしばあります。新たな人脈形成をするためには、意見の主張を躊躇せず、とことん腹を割って話す「信頼関係」を心がけてみるとよいでしょう。
■一流ビジネスマンの人脈形成術
人脈形成には、事前準備と実践が重要です。次の1と2は人脈形成をするための事前準備として取り組むべき項目となります。
1.どんな人脈が必要なのかを書き起こす
まず人脈を作ろうとして、ただ闇雲に人に会うのでは、コストがかかってしまい、最悪無駄な手間をかけてしまうことになりかねません。
人に会う前に、どんな人脈が必要なのか、その主軸となる理由を書き起こします。たとえば、新規事業をしたいと考えているのであれば、起業家や経営者が集まる会員制クラブやセミナーへ足を運ぶと横のつながりをつくるチャンスが増えるでしょう。
2.どんな人物なのかを簡潔にする
人脈形成に長けた人は、必ず「自分が何屋なのか」を明確に表現しています。よく自分のことをアピールせねばと初対面で全てを話そうと思ってしまう方がいますが、そうではなく小出しにしていくと相手とのキャッチボールができ、かつ話のポイントがつかみやすくなります。会話のキャッチボールは日常でも練習できるので試してみてくださいね。
3.人脈づくりを楽しむ
どんなことでもそこに楽しさを生み出さなければ、続けたくても続けられません。出会う人と向き合い、会話をすることで横のつながりだけでなく、先ほど触れたコネクト型のつながりも可能となります。まずは、行動に移すことが最初の1歩。焦らず着実に進んでいきましょう。
■異業種交流会やセミナーの開催に貸し会議室
異業種交流会やセミナーの開催場所として、貸し会議室は多く利用されています。最近では、初めてでも参加しやすいコミュニティーが増えてきました。
エッサム神田ホールでも、会議だけでなくセミナー会場や面接会場、異業種交流会などさまざまな形で多くの方に出会ってきました。この場に訪れた方が、ここに来れてよかった、そう思ってもらえるようにこれからもお手伝いさせていただきます。
異業種交流会やセミナー会場として過去に使用された貸し会議室はこちらになりますので、ご参照ください。また、その他にも大小さまざまな会議室を用意しております。お気軽にご相談くださいね。
